池袋駅で檀家さんに声をかけられた。このおばあちゃんは、私のことを
「若住職」と以前から呼んでいる。
小さな頃から私のことを心配して気に留めてくれていた方だ。
ちょうど私が大学生の頃、まだ父が元気で寺の住職をしていた。
「お父さんは住職てお呼びすればいいけど、あなたはなんて呼べばいいの?」と心配をして
「あなたは、まだ若いから若住職にしよう!」と勝手に決めて以来、
私が住職になり、年をとつて中年になっても、まだ私のことを「わかじゅうしょく」と呼んでくださる。
それは一向にかまわないのだが、おばあちゃんもその当時から比べると相当年を取り、
今は86歳だという。
だから少し発音が悪くなって「わか」が「ばか」に聞こえるのだ。
しかもである・・・。声が多きのだ。
この日も「金剛院のばか住職さん~」と大勢いる駅の真ん中で呼んで頂いた。
まさか本当にそう思っているのではと・・・ちょっと心配になった。
笑ってしまいました
ばあちゃん、お元気だしなんだか可愛いですね!
和尚さんの文章もとても読みやすいし
とても勉強になります。
またお邪魔させて頂きます☺
Unknown
人生の目標!かわいいお爺さん、かわいいお婆さんになること・・。
なんで寿の命て書いて寿命なんでしょうかね?
ほんとうだ
どうしてでしょうか…?
最後まで命を全うできたら、めでたいってこと?
うーん、今まで考えたこともなかった。
いい解釈かも。
確かに長生きだった方が亡くなった時の言葉「大往生でしたね」と言うのは誉め言葉?(ちょっとヘンだけど)ですよね?バナナ牛乳さんの最後まで命を全うできたらめでたい説はとってもいいかもしれない。
いつ何時事故や災害に遭うかもしれない昨今、
長生きできることは奇蹟だから…。
当たり前に思わず、それだけで幸せだと思わなければならないかもね。
はっ
コメントありがとうございます。>おこげさん。
おこげさんも美味しそうなHNで☺
10代の頃は、今よりもっと命を粗末に思っていた気がします。
年を重ねる事が怖かったのだろうか。
周りの長生きじいちゃん・ばあちゃん達は、ある意味奇蹟のかたまりですね。