この文字は梵字(ぼんじ)といいます。
梵字はインドの文字の総称で、本来はサンスクリット語
(インドの古典語)を表記するために造られた文字でした。
しかし、仏教の文字観と結びついて独自の世界観を造って
きました。
最近は、この梵字シールや梵字ペンダント、梵字TATTOO、
梵字Tシャツなどが流行っていて、若い人たちが身につけて
いる姿を見かけます。
何故かというと、日本へ伝った梵字は、悉曇(しったん)と呼ばれ、
この悉曇が、真言宗の密教教理と密接なかかわりを持ち、宗祖の
弘法大師空海は、悉曇を仏さまの真実語としてとらえて、文字で
「ほとけのさとり」をあらわすことができると説いたからなのです。
写真の文字は、阿弥陀如来のキリクという文字ですが、悉曇でも
書道の草書や行書、略字などがあるように、いろいろなキリク字が
あります。
江戸時代の澄禅(ちょうぜん)が、これらの悉曇文字を書いて
いて、それを手本に浄書し額装にしてみたものです。
美観筆致
素晴らしい悉曇の筆致ですね。
金剛院さんのサイトの構成やフォント、絵といいほんとうに素晴らしいと思います。
遅くなりましたが拙寺へのリンクありがとうございました。
hrdayaさま![]()
ありがとうございます。
貴寺のHPはシンプルで美しい余韻が残ります。こんな形のHPにしたいと思っていながら、違う方向にはしちゃって・・・
5月くらいにHPとブログのリニューアルを計画中です。