年の瀬が近まってきました。
お仕事も家の用事も慌ただしくなる時期ですが、ちょっと時間をとって一年を振り返って
みるのも大切ですね。
たとえ今年失敗したことがあったとしても、それが未来につながるのならばその経験は
必要なことだったのです。
といいつつ、現代人にはなかなかそんな時間も作れないですね。
スキマ時間の有効活用なんて流行っているようですが、スキマくらいのんびりしたい?
さて、この時期になると、方々のお寺さんで「納めの◯◯」という字を目にする
ことが増えると思います。
仏さまや神さまには、それぞれに「この日にお参りすると大変ご利益がある」と
信じられたご縁日があります。
お大師さまなら毎月21日、弁天さまなら巳の日などさまざまですが、このそれぞれの、
その年最後にあたる縁日を「納めの◯◯」と呼ぶのです。
お大師さまならば12月21日が「納めの大師」ということです。
一年の最後だからご利益も歳末大サービス…なんてことはないと思いますが、納めの縁日は、
いわば日頃信心する神仏への年末のご挨拶のようなもの。
一年間健康無事をお守りいただいたお礼に伺うには一番いい日だともいえるかもしれません。
ちなみに、納めの地蔵は24日、納めの観音は18日、納めの不動は年末ギリギリの28日になります。