七五三はお寺で?神社で?



11月になると、あちこちで晴れ着姿の男の子、女の子を見かけるようになります。

七五三、可愛らしいですよね。千歳飴を引きずらないよう頑張って持ち上げている
ところなんかを見ると、思わず微笑んでしまいます。
なかにはお父さんお母さん、じいじばあばのほうが大張り切りで、本人は着物脱ぎたくて
しょうがなさそう、なんて光景もありますが。

七五三はもともと旧暦11月15日に行うものとされていましたが、ここのところは
世の中の変化もあって11月前後の週末であればいつでも…という流れになっています。

ご夫婦そろって休みをとるのも、なかなか難しい時代ですから。もちろん平日でも
全く問題ありません。

さて、この七五三、神社でやるのが本来でしょうか?それともお寺?
ちょっと迷ってしまいますが、これはどちらとこだわらずに行ってよいものです。

もともと七五三が始まったのは、徳川5代将軍綱吉の長男、徳松君の成長を願って
とりおこなわれた儀式がきっかけといわれています。

この祝い行事が庶民にも広がって定着していったものだそうで、まず江戸から関東
あたりの習慣になったものがやがて全国的に普及していった、という流れ。

そういうわけで、特に神道や仏教の伝統というわけではないので、どちらでも
構わないんですね。

残念ながら七五三の元祖となった徳松君は、わずか5歳でこの世を去ってしまっています。
幼児死亡率の高い時代、将軍の長男といっても例外ではなかったのです。

また皇室には、一般の七五三にあたる行事で、深曽木の儀、着袴の儀といった
ものがあります。

こちらは平安時代から脈々と続けられているもので、ここで用いるお着物は
ご誕生の時に天皇、皇后両陛下から贈られるしきたりになっているそうです。

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