上野の不忍池の蓮は、ボリューム感が凄いですね。
蓮の花も綺麗ですが、実は葉っぱもすごい!
蓮の葉の表面には、特殊な構造があって、水や泥を
はじき落として決して濡れたり汚れたりしないよう
になっているのです。
つまり「心が汚れない」という意味もあって、
仏教では蓮を神聖な花として大切にしています
この仕組みは、蓮の名前をとって「ロータス効果」と
呼ばれているのですが、いまナノテクノロジーの
分野では、蓮の葉を模倣した構造を建物の外壁や
食品のパッケージに使うことで、濡れにくく汚れも
つかないロータス効果をもった商品をつくる研究が
盛んに進められています。
動植物の能力を参考に新技術をつくりだす
「バイオミメティクス(生物模倣)」は、いまや
テクノロジーの花形です。
これだけ科学が進んだ世の中になっても、人間は
まだまだ蓮の葉っぱにも敵わないのですね…。
自然を大切に、すべての生に敬意を持って、生きて
いきたいものです。
この写真は「タカフォトズログ」さんから転用しました。
素敵な写真が、たくさんありますので見てくださいね。http://takaphotoslog.com/flowers/lotus-shinobazu-pond-in-ueno