三蔵法師のお墓が解体される?


ドラマや映画、漫画と取り上げられ 日本でも人気の西遊記・・・。
仏教は、お釈迦さまによって今から 2500年前にインドで始まりました。

お釈迦さまの説いた教えが「お経」なわけ ですが、言葉は
}もちろんサンスクリットという インドの言葉でした。 それを、
三蔵法師という中国のお坊さんが 経典を手に入れるため
天竺へと向かったときの 冒険活劇が西遊記です。

孫悟空や猪八戒、沙悟浄などのキャラクターも 魅力的ですよね。
もちろん西遊記自体はフィックションですが、 前述のように
三蔵法師は、実在の中国の僧侶で 玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)と
言います。

657部の経典や仏像等を持って帰還し、その時の 記録は
『大唐西域記』として残っています。

この方がおられたおかげで現在の日本にお釈迦さまの
教えが伝わったわけで、かなり偉大な方なのです。

そんな三蔵法師の遺骨を保存する舎利塔がある
中国のお寺が解体されるとの報道がありました。

中国西安市の興教寺は、三蔵法師の遺骨を葬る ために
669年に建てられたものですが、 シルクロードの
世界遺産登録を目指すために、 周辺環境と調和する
ための整備する目的で お寺の一部を解体するのだとか・・・。

しかも、その一部に三蔵法師の遺骨が納められて いる
舎利塔も含まれているそうです。

世界遺産登録という目先の利益にとらわれず、 貴重な
歴史的遺産、宗教的重要施設を大切にして もらいたいです。

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