三弘法まいり


弘法大師空海にゆかりのあるお寺を巡拝する
「京都三弘法まいり」が復活したそうです。

京都三弘法とは、京都南区九条町にある「東寺」と、
右京区御室大内にある「仁和寺」、北区西賀茂神光院町
にある「神光院」のことです。

東寺は、東寺真言宗の総本山です。毎月、縁日には
「弘法市」が開かれており、師走の「終い弘法」は特に
賑わいます。

仁和寺は、真言宗御室派の総本山です。
遅咲きの名勝「御室桜」があり、桜の名所としても
名高いお寺です。

神光院は、「厄除け大師」として信仰を集めている
真言宗系の単立寺院です。

きゅうりに病魔を封じ込める「きゅうり封じ」の祈祷で知られ
ていて、かつては、四国八十八カ所の巡礼に出掛ける前後に、
これらの3カ寺をお参りして道中の無事を祈ったと言います。

巡礼者たちは、東寺で菅笠、仁和寺で金剛杖、神光院で
納札箱を、それぞれ授かったといいます。

京都三弘法まいりを復活させるため、3カ寺では
「京都三弘法霊場会」をつくって記念法要を営み、
かつてのしきたりに合わせて、菅笠、金剛杖、納札箱を
描いた木札などのグッズも用意・・・。

復活を御祝いし、忙しい方は「京都三弘法まいり」で心の
安らぎを得てみてはいかがでしょうか?

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