蚊とタバコの関係?



夏はもう遠ざかりつつあり、すっかり秋の空気となりました。
と・・・油断をしていると蚊にさされたり・・・。

真夏の蚊よりも、かゆみが酷い気もします。

お寺では冬に入っても活動する蚊がいて、これがまた手強い!!

血を吸う時、蚊は唾液をまず注入するので、その唾液が、
かゆみの原因です。

ただ吸えば良いのに、何故わざわざ唾液を注入するのかというと
吸っている間に血が、凝固しないようにするためだそうです。

つまり唾液がないと、せっかく吸った血が固まちゃって、蚊が
死んじゃうとか・・・。

この唾液は、最後に綺麗いに吸い取ってくれるのに、途中で蚊を
叩いてつぶしてしまうと、唾液が人間の体内に残るので余計に
かゆさが増すとか・・・。

最後までお仕事させた方が良いみたいです。

一方、蚊の立場にたってみると、無事に血を吸い取るために
必要な唾液・・・。

それが逆に、滞留時間を長くして人間に攻撃され生命を脅かす
リスクが高まる原因になっているわけですから、なんとも皮肉です。

しかし蚊にかぎらず、人間の世界もそのような皮肉に満ちている
のかもしれません。

ていう話をお参りに来た檀家さんがしてくれました。

超スモーカーだったんですが、ストレス解消、おいしい、落ち着く、
格好いい・・・なんて吸っていたタバコが、癌や梗塞の原因になって
いる「皮肉」に「気がついて」3ヶ月前にお止めになったとか・・・。

何だか結びつきが強引のようにも感じますが、動機は何であれ
タバコをお止めになったことは・・・。

良かったね~~すばらしい~~。

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