歴史の中で学ぶこと



和尚が学生の頃からお世話になっている小岩の
善養寺というお寺は、東京と千葉の境にあります。

スーパー堤防の事業仕分けで不要と言われた江戸川沿い
にあり、影向の松という立派な「はえ松」があります。

このお寺には、東京都指定有形文化財となっている
「浅間山噴火犠牲者供養碑」が、ひっそりと建っています。

天明3年(1783)に浅間山が大爆発をおこしました。
そのとき関東一帯には、大降灰があり浅間山麓には山津波が
おこり多くの村落、人家が押し流されたそうです。

その遺体は、遠くの江戸川まで流れ着き、その数は千人を
超えたとか・・・。

お寺の近くの住民が寺の中に安置して供養を行った時の
供養塔だと言います。

噴火の灰は、空を覆い日照不足となり凶作をもたらし、民衆は
飢えに苦しんだそうです。

その当時の松平定信は、寛政の改革を行い、大きな政治力を発揮
したとか・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1

「震災後」なんていう言い方が、マスコミでされていますが
終わったどころか「震災中」であると思います。

大きな自然災害は、国の方向を変えることがあります。
政治のことは、よくわかりませんが、小手先ではない
改革が、必要な時期にきているのかもしれませんね。

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