昨日は素敵な小田玉瑛先生がお出かけくださりました~~。
小田先生は、篆刻家・書家で有名で、御年○○歳ですが
シャキッとされていてシワひとつない笑顔のチャーミングな
先生です。
お持ち頂いた篆刻は、「三世諸仏」(さんぜしょぶつ)と
阿弥陀様の梵字であるキリクです。
力強さの中に優しさが感じられる作品です。
「三世諸仏」というと良寛さんの歌を思い出します。
鉢の子に菫(すみれ)たんぽぽこきまぜて三世(みよ)の佛に
たてまつりてな
托鉢用の器に、路傍のスミレヤやンポポをたくさん混ぜて摘み
過去、現在、未来に存在する仏さまにお供えしましょう・・・。
そんな意味でしょうか?
三世諸仏とは、いかなる世界においても仏さまが無数に存在する
という意味です。もちろん仏とは、悟りを開かれた目覚めた人という
意味ですから、尊敬できるチャーミングな方が、皆さんの身の回りに
いませんか?
もっとも毎日、朝起きて目覚めているわけですから、あなたも
ナイスな仏さまです。
そんな仏さま同士に捧げられる、和やかでのどかな原風景のような
歌ですね。小田先生のお人柄とそんなイメージが重なってしまいました。
そしてこちらは、唯一のお弟子さんである香代さんの・・・
「篆刻般若心経」です。
小田先生は、「まだまだダメね・・・」と厳しいお言葉ですが、
なかなかどうしてパワー全開の作品で心の琴線に響きます。
この「般若心経」にも「三世諸仏」が出てくるんですよ~~!
お檀家、皆さんのご功徳法要である「おせがき」のときには、床の間に
お飾りしますから、じっくりとご覧になってくださいね!!
昨年、ご本山長谷寺ご本尊の御分身を頂いたときに、記念の散華を
作成して頂き、長谷寺の切画をご奉納くださりました。
そんなときのお話などを頂けたらと思っています。
そろそろ「おせがき」準備モードで、忙しくなります。