道草をいただきま~~す



これもある意味、精進料理の極み?かもしれません。

その辺に普通に生えている草も、調理すればたちまち
ヘルシーな料理に早変わりします。

そんなユニークな「雑草」の調理法を紹介している本が
あります。

『道草いただきまーす』というタイトルです。

とにかくこれは「食べられる雑草」を天ぷらにして、
美味しく食べちゃおうというコンセプトです。

文字も大きくて、写真も多い優しいレイアウトで、
見やすいようになっています。

著者の熊谷栄三郎さんという方のユーモアあふれる
エピソードも交えてあり、読み応えもあります。

そういえば昔、あるベジタリアンのミュージシャンが
売れ始めのころ、収入がまだ乏しくて金銭的に困り、
雑草を食べて飢えをしのいだという話も聞いたことがあります。

そう言うと、雑草を食べるなんて貧しさの極みのように聞こえ
ますが、この『道草いただきまーす』は、どこまでも前向きで、
むしろ自然と触れ合いながら栄養もとれる、まさに一石二鳥
という感じです。

もし災害が起きても、雑草の知識があればバッチリかも!

海外と比べると、日本はとにかく雑草が多いです。
和尚の寺の庭は、いつも綺麗になっていることが当たり前と
思っている方が多いかもしれませんが、これでもかという
くらい雑草の宝庫で、日々の清掃も一苦労です。

フランスでは穀倉地帯も多いですが、見渡すかぎり何もない
平原も多いそうです。

中国なども、北方はひたすら埃っぽい黄砂の大地で、そこで
農耕をするには大変な苦労が強いられます。

それに比べて日本は、だいたい何処へいっても放っておけば
雑草がすぐ生えてしまいます。

面倒な草刈りをする羽目になりますが、逆に考えると日本は、
それだけ大地に「生命力」があるのかもしれません。

日本の歴史にも悲惨な飢饉がいくつかありますが、世界の飢饉は
比べ物にならないレベルです。

19世紀のアイルランドでは「ジャガイモ飢饉」という有名な飢饉が
おこって、人口が半分になっちゃったくらいです。

そういったことを思いながら、ちょっと外にでて雑草に日本の
大地の生命力を感じながら、これからの食育を考えてみるのも
大切なことかもしれませんね

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