塩の不思議



「塩とうふ」いかがでしたか?

でも「塩」て不思議ですよね・・・。

福島の原子力発電所を冷却するために、海水が
使われたことはご存じのとおりです。

海水を入れると原子炉にだいぶダメージを与えるみたいで
悪者扱いですね。

中国では、放射能には塩が効くというデマが流れ、売り切れで
スーパーから塩が消えたようです。
しょうがない・・・しおがない・・・塩がない・・・寒いギャグ!!

最近は、塩分は体に悪いとされて、いかに塩分を少なく料理するかが
研究されています。

減塩醤油、減塩ドレッシング、体から塩分を排出する薬など・・・。

かと思えば、食べ物を長期に保存するために世界中で用いられて
いたり、「敵に塩を送る」という武将の言葉も、「盛り塩」のように
清めに使われたりと貴重な品物でもあります。

弘法大師・空海さんの伝説の中に、山中の集落で塩水を湧き出させて、
塩不足の住民を救った話があります。

聖書でも、退廃した人々が塩の柱になる物語も描かれていたり
します。

仏教界でも、浄土真宗の方々などが、会葬者に渡す「清め塩」を
やめることが、長年議論になっています。

「親しかった人の葬儀だったのに、塩で清めるなんて・・・」
という思いもあるでしょうし、自分のところに不幸がこないように
という感情的な思いも理解できます。

時と場合によって、嫌われたり好かれたりする。

塩は不思議なものですね。

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