そろそろツイッターとかフェースブックはじめようかなぁ~~なんて
考えています。
最小はどうなることかと思っていたら、だいぶ浸透してきましたね。
和歌や俳句など短詩系文学に慣れた日本人には、案外使い勝手が
良いのかもしれません。
もっとも問題がないわけでもなく、いまだに政治家や芸能人の
なりすましツイッターが現れます。
そのうち本人や周囲が気が付いて偽者だと指摘するので、大事には
なりませんが厄介なことにはちがいありません。
ツイッターの偽者は、いたずらや悪意のあることが自明ですが、
歴史を振り返ってみると、実は偽モノと本物の中間のような場合が
ままあります。
弘法大師空海さんは、日本の宗祖の中でも特に伝説の多い人物です。
井戸や温泉を掘り当てたり、不思議な力を発揮したりして、全国に
足跡を残したかのように言い伝えられています。
当初は名もない僧の話が、言い伝えられていくうちに空海さんの話に
変化したこともあるのでしょう。
地元の人に「あの人は弘法大師さまだったに違いない」と思われるほど、
噂が広まっていたのでしょう。
逆に言えば、空海さんのように行動した無名の僧が全国にいたことに
なります。
その人が本当に空海さんだったのか?そうでなかったのかは、地元の
方には、あまり大した問題ではありません。
有名と無名、両方の空海さんがいたからこそ、伝説が生まれたのでしょうね。