たおやかな袈裟の集合



京都国立博物館で「高僧と袈裟」という
特別展を見てきました。

日本には数百年以上、あるいは千年以上にわたって
大切に守り続けてきた衣服があります。

それが「袈裟」という僧侶の制服です。

仏教はインドで起こり中国へ伝わり輸入された
宗教ですが、古い時代の袈裟を伝える国は、おそらく
日本しかないでしょう。

写真の健陀縠子袈裟(けんだこくしけさ)は、いまから
1200年前に弘法大師が、師僧の恵果阿闍梨から相伝
されたものです。

これを見て何かと同じだと思いませんか?

そう、田んぼです・・・。

袈裟は、「福田衣」(ふくでんね)といって、水田の
連なる風景を表しています。

水があって肥料があって稲が育つように、仏の種が
あって、仏の智慧があって心が育てば、幸せになる
形を象徴しているのです。

展示されたたくさんの袈裟を見ていると、各宗派の高僧たちが
いまの世に生きる私たちに「仏の心を繋げよ」と諭しているよう
に感じました。

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