朝顔に つるべとられて もらい水



この俳句は、加賀の千代女が詠んだもので有名です。

朝起きて井戸の水を汲みにいったら、朝顔のツタが
つるべに巻きついていて、水を汲むことができない・・・。

ツタを切ってしまえば良いことですが、それでは朝顔が
かわいそうなので、隣のお宅へ水をもらいにいく・・・。

そんな夏のひとときを表現した優しい句で有名です。

でも、逆に考えれば大切な水を汲む「つるべ」を、朝顔ごときに
占領されてしまうなんて自己管理のできていない痛烈な批判の
句だったのかもしれませんね?

粋な江戸っ子からすれば間抜けな話かもしれません。

しかも江戸時代の朝顔は、「変わり咲き」といわれ、花粉の
交配によって色々な花を咲かせる事ができたそうです。

桔梗のように、牡丹の花のように、重ねて咲かせたり、その数
千種類もあったとか・・・。

今日は参議院選挙。選挙だけの「やさしさ」や「変わり咲き」に
惑わされないよう・・・しっかり考えて投票に行きましょう!!

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朝顔に つるべとられて もらい水 への2件のフィードバック

  1. みさき のコメント:

    朝顔
    ヘー
    そんな朝顔技術が江戸にあったんですね
    先日、蔦に自転車取られてる家見ましたo(^-^)o

  2. 和尚 のコメント:

    みさきさま
    自転車ですか
    自転車借りにいくのものねぇ~~

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