雨に笑うオノマトペ



書店の中で1冊の辞書に目がとまりました。
その名前は『日本語オノマトペ辞典』??

なんですか?この辞書・・・??

文章を書くとき、笑い声を「あはは」と書いたりします。
これを擬音語と言いますよね。
では、笑いそのものの表現はというと・・・。

例えば「にっこり」といった表現を使いますが、
「にっこり」という音は出ませんから、これは擬態語です。

この擬音語と擬態語を総称して、オノマトペと言うそうです。
へぇ~そうなんですか・・・!!

日本語は、このオノマトペがとても発達した言語で、特に
マンガはオノマトペが満載~~~!

海外では、日本のマンガを読んで「オノマトペ」のおもしろさを
発見するそうです。

そういえば、今ではあまり使われない言葉ですが、
昔は笑い声を「からから笑う」とか「かんらかんら」と表現して
いたそうです。
楠木正成の弟、楠木正季は太平記の中で「からから」と笑っています。

今年の春は、天候不順で雨や曇りの日が続きました。
5月のあとは梅雨が控えています。

天気が悪いと、気持ちまで落ち込んでしまいます。
そんな時は、どうするか・・・?

仏典には、空から降ってくる「甘露」(かんろ)の雨という
ものが出てきます。

たいそう甘いもので、転じて仏法のありがたさを例えることが
あります。

時代劇などで、おいしい水などを口に入れて、「甘露甘露」と
一息つく場面などもあります。

こんなことを思うと、雨が続いてもそんなに嫌なことでも
ないかもしれない・・・という気になってきます(笑)

甘露甘露からからかんらかんら

「お経」のように「オノマトペ」を唱えると・・・、
嫌なこともどんどん水に流れていくように感じますから
人の気持ちて不思議なもんですね。

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雨に笑うオノマトペ への4件のフィードバック

  1. フードアナリスト食人 のコメント:

    長雨
    気持ちの持ちようでどうにでも変わる素晴らしいですが野菜や穀物の長雨 日照時間減少は深刻な問題です。貞花師匠に貞寿さんか貞弥さんかなあ付き人は!?前座は潜水和尚さまですね(^^)/~~~

  2. 和尚 のコメント:

    フードアナリスト食人さま
    そうなんですよ!!

    「おん にこにこ おこらいで そわか」
    そんなデタラメのような真言も結構効果が
    ありますよ

    貞花さんどうなりますか・・・。
    また、ご案内しますね~~~。

  3. 千葉直樹 のコメント:

    Unknown
    はじめまして。

    実はこのたび「仏典」をテーマに文章を書く関係で
    このキーワードで検索しているうちに、
    こちらを覗かせて頂くことができました。

    勉強させて頂きました。

    ありがとうございました。

    このブログも仏典がテーマでしたが、
    面白かったですよ。
     ↓↓↓↓↓↓
    http://ameblo.jp/kiku-tan/

  4. 和尚 のコメント:

    直樹さま
    コメントありがとうございます。
    「仏典」がテーマとは凄いですね・・・。

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