街は、どこでもクリスマスツリーですね
先日、ある方がこんなことを言っていました。
「クリスマスは、もう日本の伝統行事でいいんじゃない?」
考えてみたら、日本でクリスマスを行うようになったのは
明治時代の中頃で、大正時代にもなれば庶民でもかなり普及して
いたとか・・・。なんと、100年もの歴史が
日本人が「これこそ日本の伝統」と考えているものの中に
「神前結婚」がありますが、あれはキリスト教の影響を受けて、
大正時代に始まったものです。
それ以前の時代は「人前結婚」でしたからね
ここ20年くらい、夫婦別姓問題でもめているようですが、日本で
夫婦同姓の制度が始まったのも、西洋文化を取り入れた明治以降の話です。
江戸時代は、庶民の苗字は使用不許可だったみたいだし、源頼朝の妻は
「北条」政子でしたね・・・
う~ん、案外と歴史の浅い伝統なんですね・・・
こうしてみると、日本人が「これぞ日本の伝統」と思い込んで
いるけど、実は歴史が浅いものは、探せば色々出て来そうですね。
初詣すら、実は明治中期頃から習慣化したようです。
俳句も、明治の正岡子規以来のものですね。江戸時代は「俳諧連句」で、
その一番最初の「発句」と呼ばれていた部分が、「俳句」として
完全独立した訳です。
ちなみに日本仏教は1500年くらいですが・・・
習慣化して、すっかり伝統と思い込んでいる行事や物事も、案外
わずか100年くらいなのかもしれません。
逆に100年くらい頑張れば、日本の「伝統」入りということ
でしょうか
和尚の寺は、もうすぐ500年ですから「超伝統」ですね
そうそう来年の春くらいに、著名人をお招きして「この国の
伝統文化を考える・・・」そんな演目で講演会を企画中です
講演会
来年春の講演会楽しみです。貞花師匠素晴らしいですよ~~
フードアナリスト食人さま
ぜひお願いしたいと思っています。