本屋さんを覗くと、お寺や仏像をあつかった本が
次々と登場しています。
めだつのは、写真や図録満載の「週間百科」ともいわれる
ワイド版や、それに文庫や新書・・・。
新書もカラー写真がふんだんで、楽しく読めて、お寺めぐりへと
いざなってくれます。
お正月に根強い人気なのが「七福神めぐり」。
一日で気軽に全てをめぐって、「満願」です。
その「七福神」を編み出したのは、あの一休さんであると、
強く主張している人がいます。
たしかに「七福神」は、室町時代ごろから盛んになったと
いわれていますし、一休さんの在世と合っています。
ヒンズー教や道教、仏教、そして日本の神さま、仏さまを
盛り込んだ「七福神」・・・。
一神教の人たちは「宗教感覚がだらしない」と言いそうですが、
あらゆる尊い神仏に手をあわせ、異質を必要以上に拒絶しないのは、
日本人のおだやかな「和」の心の表れです。
すべての人が、この「和」の気持ちでいかなければ、これからの
世界は、ほんとうに立ち行かなくなってしまいます。
「七福神」は、その「和す」ところを、みごとに象徴している
のかもしれません。
ところで、「七福神」と「一休さん」の関係・・・。
本当のところは、どうなんですかね?
いろいろ説がありますね
背骨でございます。
七福神の起源については、一休さん説のほか天海大僧正発案説などいろいろな説があるようですね。
多くの七福神霊場は神仏習合だったり複数の宗派で構成されていたりして、確かに日本的な「和」の象徴です。最近では通年お参りできる七福神も多く、埼玉の深谷のように、七草寺と兼ねることで初秋に巡る七福神もあります。
授与品も凝っているところが多く、お参りの楽しみの一つです。亀戸七福神は御姿がパズルになっていて、全部回ると宝船が完成します(笑)。
背骨さま
そうなんですよね・・・。
和尚のところでは、「三面大黒天」をお正月に
御開帳しています。