写仏は、仏さまを写すことをいいます。仏さまの下絵に
和紙をのせて、その線をなぞっていくのです。
ただ下絵の線の通りになぞるだけなのですが、同じ
仏さまを書いていても、人それぞれに違った仏さまが
完成するので不思議です。
100人いれば100通りの仏さまができるのです。
あるいは自分一人でも、違う日に書くと違った仏さまが
現れます・・・。
つまり、写仏は「自分の心」を写すことなのかもしれません。
優しいときには「やさしい仏さま」、心が落ちつかない時には
「あばれた仏さま」が・・・。
先日の写仏の会が終わってから一人の方が、書き終えた観音さまを
お持ちになられて・・・。
「この仏さまには、私の悪い所がすべて現れています。これを
持ち帰っても、見ていると辛いので、お寺で納めてください」
拝見したらチャーミングな素敵な仏さまなのに・・・。
ひょっとしたら、それは自分が勝手に思い込んでいる
「幻想」なのかもしれませんよ!!
写仏
不思議ですね。全てが違うものが出来るとは・・・諸行無常なんですね。合掌。
フードアナリスト食人さま
そうなんですよ!!
二度と同じ仏さまはかけません!!