らしく



宗派で発行している「光明」という施本の取材で
俳優の滝田栄さんのアトリエへお邪魔しました。

「草燃える」「徳川家康」「料理バンザイ!」のテレビや
「レ・ミゼラブル」などの主役をつとめる、日本を代表する
俳優さんです。

そんな芸能活動もさることながら、インドで2年間も暮らし、
八ヶ岳を望む大自然の中で、等身大の不動明王仏像を彫りながら
暮らし、ネクストエイジを楽しむ方でもあります。

第一印象は、とても「自在」な方・・・でした。

「自在」とは、仏教用語で、仏さまが望む通りに物事を
なしうること・・・をいいます。まさに自由自在な方でした。

芸能人というと、お付きの方がいて極めてプライドの高そうな
感じのイメージがありますが、仏教を深く学んでいるためか、
とても誠実で気さくな方でした。

自らがお茶の用意をされて、午前中の予定が、「せっかく遠いところ
まで来たのだから、ゆっくりして行きなさい」と・・・。

お昼のお蕎麦、アフタヌーン酒、夕食まで、お付き合いいただいて、おまけに
温泉まで一緒に入ってくださいました・・・。

本当に「とらわれのない」穏やかな方ですが、さすが俳優さんだけ
あって、カメラを向けるとプロの顔になるところが、また素晴らしい・・・。

夕食は、滝田さんオススメのうなぎ屋さんへ・・・。
「美味しいウナギ」とは言わないで、「気合いが入っているでしょう」と
言うところが、滝田さんらしいところであります。

うなぎ屋さんの入り口には、多分店主が書かれた「らしく」という額。

朝から夜まで大自然の中で、この「らしく」という言葉を強く感じた
1日でありました。

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