「江戸糸あやつり人形遣い」の上條充さんの公演を
みてきました。
http://www.geocities.jp/edoitoayaturi_temp/edoito-01.html
江戸時代に江戸を中心に伝えられてきた人形芝居です。
女性の体、男性の体がいかに違うかを人形の作り方から
レクチャーもしてくれるので、とても興味深いものが
ありました。
そして10本以上の糸と手板という板の版を動かしながら、
人形を自由自在にあやつります。
その動きは、実に繊細でリアリティがあります。
もともと人形という「もの」に、ほんもの以上の
生命観を表現するわけです。
ですから、何気ない人間の手の動き首の傾き具合
などの仕草を学び、息づかいを感じさせるように動かさなければ
なりません。
「学ぶ」という語源は、「マネび」「マネする」というところ
からきているそうです。人の動き注意してマネをする・・・。
そうすると、その人のように見えるから不思議です。
だから、「仏のように動き」、「仏のように語り」、「仏のような心」で
毎日を過ごせば、私たちも仏さまになれるということ!!
そんなことを感じさせてくれる公演でした。