「学生」の意味



今年も本格的な受験シーズンがやって来ました。
くれぐれも体調に気を付けて頑張ってくださいね。

「生きる」ことを「学ぶ」と書いて「学生」て言うんですね。

しかも、仏教語で「学生」といえば仏道を学ぶことを意味し、
読み方も「がくしょう」と言います。

本来は、お寺に住んで外典を「修学」する者の意味だったよう
ですが、弘法大師が「仏教を学ぶもの」の意に用いた事から、
時代と共に解釈が変わりました。

「留学」も、呉音で「ルガク」と読み、短期間学ぶ僧を
「還学生(げんがくしょう)」、長期間学ぶ僧を「留学生(るがくしょう)」と
言いました。

「留まる」というくらいですから、20年とか30年という
長期間であったようです。

真言宗の開祖である弘法大師空海も留学生でした。

命がけで唐に渡った空海は、長安でサンスクリット語(梵語)などを
学び、青竜寺の恵果和尚に弟子入り・・・。

そして、恵果和尚から、真言密教のすべてを伝授されます。
もちろん10年単位の留学でしたが、当初の予定とは異なり、
2年ほどで帰国することになったのは、余命幾ばくもない恵果和尚が・・・、

「あなたは、一刻も早く日本に帰って正当な密教を広めなさい」と、
遺言を残して入滅したからです。

弘法大師にとって、その2年間は、素晴らしい師に出会い、
もっともパワフルで前向きな日々だったのかもしれません。

そして、たくさんの知識と共に緊張感をもって「生きる」ことを
学んだ充実した時間だったのでしょう。

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