「東京デザイナーズウィーク2008」は、国内外の
デザイナーや企業、大使館、学校などが参加する日本
最大級のデザインイベントだ。
そこの一角に、異質な空間があった。
それは、日蓮宗が出展したブースで、貨物用コンテナの
一つに、デザイナー浅葉克己氏監修のもと日蓮宗をイメージする
空間をデザインしたものだ。
奥に日蓮聖人と曼荼羅を奉安し、サイドに復刻本『立正安国論』の
全文のレプリカ、仮名題目を展示し、お経が流れ、光の光線が
幻想的な空間を演出する。
中央には、宏道流副家元の望月伸之輔氏による蓮の生け花。
といっても、枯れた蓮の花ばかり・・・。
「老いても、このように美しく枯れたいものです」との説明・・・・。
時代の先端をいく企業のコンテナが立ち並ぶなかで、異彩を放つ
このコンテナブースは、妙に説得力があった。
若者が集まり「何か落ち着けるね」と、ヒソヒソ話す声も聞こえる。
新しいものばかりに目をむけてはいけないのか・・・?
日蓮宗という伝統宗団にあって、仏の世界観をこのような会場で
披露することへの賛否両論もあったと聞く。
和尚的には、宗団がこのような所にまで目を向けていることに
大いに拍手だ。
なぜならば「伝統」を守るということは、常に「新しい」ものを
取り入れていくということだと思う。
Unknown
先日、実家にある曼陀羅を見てもらうため身延山まで行って来ました。ご住職のお話を聞いて先祖のルーツがわかりました。「迷いがある時曼陀羅の前に座っていると答えが見えてきますよ。大事にしてください。」といわれました。一字一字に時の重みを感じました。
曼陀羅
先日、実家にある曼陀羅を見てもらうため身延山まで行って来ました。ご住職のお話を聞いて先祖のルーツがわかりました。「迷いがある時曼陀羅の前に座っていると答えが見えてきますよ。大事にしてください。」と言われ、ご住職のお話から一字一字の意味と曼陀羅が今ここにあるという時の重みを感じました。
みみさま
そうなんですよ・・・。昔と変わらず存在している
「重さ」て凄いですよね。
我々はコロコロと心が変わってしまうのにね!