三蔵法師の袈裟



机の中から中国へ旅行した時の面白い写真が出てきました。
かなりウソぽくて、「ほんとうに・・・?」と、苦笑しながら
カメラでパチリ!

三蔵法師が着用していたとかいう袈裟です。

本物なら博物館にでもありそうですし、展示したとしても
レプリカを見せるのでは?

入場料5元を払って入る妙なテーマパーク(?)にあり、
地下へおりると、三蔵法師に関するいろんな展示物があり、
そこで見つけたのが、この写真の袈裟です。

埃がつもって、それっぽい印象ですが、もし本物ならこんな
セキュリティが悪いところに無造作に飾ったりするの・・・?
中国ならあり得るのかもね?

他にも「玄奘所携仏刀」や「西へ行く途中に読経に使った油灯台」
「皮の水筒」などがありました。

本物かどうかは別にして、三蔵法師のあの困難な旅が連想できて、
ありがたい感じ・・・。

さらに進むと、地下壕のような場所に赤い電球が輝いています。
中国の妖怪でも出そうな、怪しい雰囲気です。

すると、何故か唐の順宗の墓室へ辿り着いてしまいました。
ここは・・・一体どういう場所?

派手な飾り付けをして、赤い光に満ちていて、これで人が多ければ
祭りっぽい雰囲気になるかもしれませんけど、自分の他に人っ気が
まるでないので、むしろ悪夢の世界に迷い込んだ気分になります。
賑やか過ぎてむしろ禍々しい演出に・・・(笑)。

日本でも地方に行くと、よくチープなテーマパークがあったり
しますが、それを更にパワーアップした感じ!!
もちろん逆の方向にパワーアップです(笑)。

その後は本物の歴史博物館に・・・。
中国は歴史ある国ですけど、時代が変わる度に幾多の破壊が
あって、古いものそのものはあまり残っていないと言われています。

それでも志ある人の手で守られた文物が、こうやって生き残って
くれていることは感動ですね。

高度経済成長が、かろうじて持続している中国。これがくずれると
マグマのようにいろんな問題が起こってきそうです。

価値ある文物が、ちゃんと後世に保存されることを望みたいです。

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