埼玉県・秩父盆地の街中。お寺の御堂前で合掌する
カエルさんです。お名前は「一偶蛙(イチグウガエル)」?
「初心にカエル」「お寺にカエル」「自然にカエル」と
あります。参拝に来る人たちに、大切なことをシンプルに
教えるカエルさん。
「初心」・・・最初から悪人だった人はいません。
「お寺」・・・お釈迦さまは「あるがままに見よ」と
お教えになられました。
「自然」・・・世界は、自然の法則で大きく私たちを
包み込みながら時間を刻んでいます。
そういえば、このカエルさん。一見したところ、
口元をきつく結んで合掌し、足を組んで、こちらを
諭しているように見えます。
でも、じっと見ているとユーモラスに
「まあ、のんびりいこうや」と語りかけている
ように感じます。
とても、ゆったりとしていて、力みや強引さがなくて、
自然体です。斜めに構えず、世界をありのままに見て、
自然の法則に身をゆだねて、素直に、まっすぐに生きて
いる感じがします。
そうしたことに気づいて、気づかされたことに感謝して
生きていけば、人の、あるいは社会の、難問や難題は少しずつ
消えていくような気がします。
あれ?「偶」とあるけど「隅」、「遇」なの?
何か特別の意味があるのかしら?
不思議なカエルでした