朝6時からの来客は、あまり良い感じでないのが
今までのケースです。
ピンポ~~ンとチャイムがなるとドッキリ!!
玄関を開けると、おじいさんが小さな鳥を
器に入れて立っています
「道路に鳥が落ちていて、死にそうなんですよ」
見ると小さなボールに生まれたてのひな鳥と
水のカップとどういうわけかツナ缶が・・・。
朝が早いので病院も役所も野鳥の会も連絡とれないし、
交番では断られたし、お寺さんで・・というわけだ。
死んでいれば、ご供養と埋葬なんていうことも
考えられるけど、鳥の餌もないし、水も飲まないし・・・。
どうすることもできない瀕死の状態の鳥をお寺で
預かっても困ってしまいます
でも、命あるものお預かりしました。
さしあたって近くに鳥専門の病院があるので、
10時の開院と同時に入って見てもらいました。
小鳥の正体は「スズメ」とわかり、あまりにも
普通の鳥なので、お医者さんも真剣になって
いない様子です。
もっとも生まれたてなので、なすべく治療も
ないみたいで、お医者さんの検討の結果、自然に
戻すことになりました。
境内の茂みに離すと、外だとわかるのか小さな体で
「ピィ~ぴ~」と大きな声で泣きます
カメラ目線のひな鳥に後ろ髪を引かれながら、アッ髪が
ない~~!!しばらく遠くから様子を見ていました。
すると小鳥の声に反応してか、空の方でスズメの声が・・・。
お母さんかもしれません。それも異常を知らせるような
鳴き声です
「かわいそう」と、人間が良かれと思って勝手に
判断することは間違いなのかもしれません。
その場であれば、親が近くにいたかもしれないし、例え
そこで亡くなっても、それは自然の摂理なのかもしれません。
もう、すでにお昼になってしまい予定していたことが
ずれ込んでしまい、いろいろ複雑な思いで、その場を
離れました
その昔…
山道で子ウサギを見つけ、あまりに可愛いので、ちょっぴり撫でました。その後、ナチュラリストの先輩に叱れました。人間の匂いが付くと、母ウサギは、もう、その子に接触しない…。不用意な行動は、時として思わぬ事になるのでした。今も胸が痛む思い出です。
私も
スズメのヒナをもらった?ことがあります。
ペットショップのお姉さんに拾ってはいけないと叱られました。でも育て方を教えてくれて・・
何日か餌をやり続けたら、羽ばたくようになって、繰り返し外に出していたらいつのまにかどこかに飛んで行ってしまいました。
嬉しいような寂しいような、ちょっぴりスズメの母でした。
玉虫さま
同じような経験があります。
自然は、私たちが考えるより深秘なのかも
しれませんね。
蘭子さま
スズメの母は物語にもなりそうですね。
小さい時から接していると可愛くなって
しまいます。和尚も文鳥を飼っていましたが
何か通じているものがあるんですよえ~~