山への想い



山の大好きな方から、山ヒルに噛まれていると
ライブ画像メールをもらいました。

何でも大量に山ヒルが発生していて、上から雨のように
山ヒルが降ってきたり、ズボンと靴の間から襲われてしまう
くらい強烈だとか・・・。

山ヒルは気持ち悪いですが、いまは、ちょうど新緑で
日本の山は、みずみずしい感じがしますね。

しかも、日本人はその山に、祖霊がしずまる「心の故郷」
としての「山」があると考えてきました。

日本人の宗教的な精神構造の根っこには、「山」への憧憬と
いうか畏敬の念があり、古代の「万葉集」の歌のなかにも、
「神さびた」という言葉を添えて詠み、「神々しい」という
山岳信仰的な考えがあったのです。

日本の宗教である「神道」が、外来宗教である「仏教」と
ぶつからないのは仏教が、その土着的な信仰を捨てずに、
上手に取り入れて、「神仏和合」の信仰を展開したからです。

ですから、日本のお寺の名前には「山号」という呼び方が
あります。和尚の寺には「蓮華山」という山号で、どんな
お寺にも、この「山」のついた名前があります。

山号については、お釈迦さまが霊鷲山で説法をしたことに
由来するという説もありますが、弘法大師さんをはじめ、
高僧たちは山に入って修行をしました。

都会のお寺でも、ほかの施設にくらべて木々や花々などが
多く、お寺の門を入ると、ちょっと違う霊気があって、
なにかに守られれている感じがします。

それが「山」のふところであり、お寺の山域なのかもしれませんね。

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