長~いお箸



「自然食ビュッフェ」レストランの「三尺三寸箸」。

旬の食材や特に野菜を多く使って、和洋中の料理と
デザートを100種類近くも揃えているのが特徴だ。

豪華なものではなく家庭のお総菜感覚で美味しい。
しかもタイムサービスもあって、できたてのヘルシー
料理も頂ける人気のお店だ。

店名の「三尺三寸箸」は、お坊さんならピン~とくる
言葉だ。

食べる前はブッフェなので、餓鬼のようにガッガッして
いて分からないけど、お腹も満足してお皿も無くなり、
かたづいたテーブルのランチョンマットに目を向けると・・・
こんなことが書いてありました。

目の前に並んだすばらしいご馳走の数々。
手元には三尺三寸(およそ1m)もある長~いお箸。
この箸を使って、あなたならどうやって食べますか?!

極楽では、向かい合った相手の口へご馳走を運び、
食べさせてあげるそうです。地獄では、どうにかして
自分の口に持って行こうとして、いつまでもご馳走を
食べることができないそうです。

「相手に喜びを与えることで、必ずその喜びは返って
くる。」つまり、「他人のために生きることによって、
自分も幸せになれる」という、仏教の教えから“三尺三寸箸”
の名を頂戴いたしました。

とありました。

若い方でいっぱいなレストランで「仏教」なんていう
単語が堂々と使われていることに、ちょっと感動!!

いろいろな個人の関係、国際的な関係もこの思いがないと
うまくいかないかもしれません。

でも説話は、とても良くできた話だけれど、「箸」を
使うことからインドの話ではないし、海外に行けば
「長いスプーン・・・」という表現もあるみたいで、
その真意はよくわかりません・・・。

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長~いお箸 への2件のフィードバック

  1. 玉虫 のコメント:

    もうちょっと…
    短いと、尚、嬉しい。相手の美味しいお顔が見えるから♪♪って、そんな問題じゃない?でも、良いお話ですね。

  2. 和尚 のコメント:

    玉虫さま
    お母さんが赤ちゃんに食事をあげる
    感じですね。若いカップルが食べさせて
    あげている光景を目にしますが、愛があれば
    こそですね

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