明日からお彼岸ですね!
でも今日がお休みなので、一足早いお参りの方も
いらっしゃいます。
建立したばかりの墓石は、ピカピカですが、長い間には
どんな堅い石でも、一年中風雨や直射日光にさらされて
いるわけですから、劣化していきます。
そこで大切なのがお手入れです。
建立後に一見キレイに見えても、都会の墓石は排気
ガス等の粉塵が付着していきます。
特に10年くらいたつと、堅いと思われる石も水分を
吸水し、そこに汚れがたまりシミやカビが発生・・・。
一度発生したカビは取り除かないと石の劣化が急速に
進行します。
さらに15年以上たつと表面がザラザラしてきます。
その凸凹に水分がたまり、冬には凍り付いた水分の
力によってヒビ割れが生じてきます。
30年以上の墓石は、石の風化が進行し、内部にある
鉄分が表面に現れてサビが発生。カビやコケにも
微生物が付着して色も変色していきます。
そこで見かけるのが「タワシでゴシゴシ」・・・。
これは石の表面をキズをつけるだけです。
墓石専用の洗剤もあります。pHが違っていたり、
クリーニングをしながらコーティングができるように、
特殊な成分が配合されています。
決してトイレやお風呂用等の洗剤は厳禁です。
専用のクリーニング業者さんもいますが、そのとき
だけピカピカにすれば良いのでコーティングなどを
します。
前述の墓石専用洗剤もそうですが、コーティングを
すると、かえって施工後が大変になったり、そのための
メンテナンスが必要になったりするので、気を付け
なければいけません。説明を十分に聞きましょう。
一番良いのは、「毎月」お参りされて水洗いをするのが
一番のようですね。
水で表面を洗い、汚れを流し落としてから、乾いた布で
ふき取ります。タワシに変えて柔らかい布を使用
すると良いでしょう。
きれいになった墓石は堂々と見えます。そして私たちの
「心」もきれいにしてくれますね。
墓石に付いて。
こんばんわ。
兵庫県姫路市に在住しています。
ところで墓石に付いて聞いた話ですが、御影石などの堅い石より、砂岩などの軟らかい石の方が良いと聞きましたがどうでしょうか?
何でも、石も人の手を加えたなら早く風化して
自然に帰した方が、般若心経や釈迦の教えに基づくものだと言われました。
合掌
のじぎく はばたんさま
もともと人の手にかからない所で、できあがった
ものが、空気に触れたり人が触ればパワーも
おちるでしょ。
昔は風葬、鳥葬、散骨などの自然葬的な葬送が、
そのうちに石を使い墓標とした時代。
現在の形の墓地になったのは江戸時代だとか・・・。
昨今は、墓地もエコ化で墓石も小さくなり、
樹木葬や植栽に囲まれた石を使わない墓地も
あります。
教えもさることながら、時代の求める所の
影響にも、いろいろ左右されそうです。