日本人のためだけ??



7年ぶりの中国・西安は、驚くほどに変わっていました。
昔は城壁の外には何もなかったのですが、城外には
環状線道路ができて、高いマンションが建ち並びます。

市内でも建築ラッシュで霧とホコリと黄砂で建物が
ぼんやりとしています。安全の為か電飾を飾り付ける
ので、夜などはとても落ち着きのないカラフルな町に
なります。

大雁塔(だいがんとう)の東西南北は、ケンタッキーや
新しい商業施設が作られて、昔ののどかな面影はありません。
(遠くにみえるのが大雁塔です)

三蔵法師がインドから仏典を持ち帰り、たくさんの
高僧を集めて、漢訳を始め、その経典を収納するため
大慈恩寺の中に652年に建てられた建造物が大雁塔です。

この塔に使用された材料は煉瓦、石灰、土、餅米で、
内部を土で築き、外面に煉瓦を積んだ7層、高さが64m
の柱のない塔です。

すでに1300年の歴史があり、その間、震度7以上の
地震に見舞われていますが、昔日の雄姿を残しています。

弘法大師もこの塔を眺め青竜寺まで通い、おそらく塔にも
登られたかと思うと、すごく感激します。

前日には小雁塔に登り、こちらの方が低いのですが、
勾配が急なために足がガクガクして・・・。
予行演習があったので大雁塔の方は登りやすいので頂上
までは楽でした。

四方に西安の道が開け、弘法大師は何を思い、何を感じて
おられたのか・・・?

そんな思いを感じていたいのに、この大慈恩寺専用の
日本人ガイドがつきます。歴代の住職の記念碑では、
今年に亡くなられた前住職さまの経歴を長々と説明して
くれます。

終わったかと思うと、厳重な建物の中に通されました。
カメラ・ビデオはダメとかなり厳しい様子で中に何が
あるのかと思いきや、その住職さまの書かれた掛け軸が
並んでいるではありませんか・・・。

日本の現天皇や海部総理が大雁塔を訪問した際の写真を
さしながら、前住職さまが偉大であったことを説明し始めます。

それまでは良かったのですが、最後に・・・
「この掛け軸を、欲しい方は5万円です。こちらの
「和」という字は7万円です」

「もちろんお寺の鑑定書もついていますよ」と、
押し売り?が始まります。

冷たいノーリアクションでいると、別の部屋で念珠や
筆の販売のお奨め・・・。

終わってホットしていると、今度は絵馬がたくさん並んでいる。
絵馬??そんなもの中国にあったの?

建築も含め追いつけ追い越せ、何でも商売になってしまう
今の中国の現状なのでしょうか?

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