不思議に納得



チベット仏教の法王であるダライ・ラマ十四世が来日されました。
法王は、いつも招待された大会の、それぞれの会場で記念講演を
行います。

「生き仏」とも呼ばれる法王ですが・・・。

「私は一人の仏教の僧侶であるという認識、感覚しか持っていない。
〝ダライ・ラマ〟であると感じたこともない。それは単なる名前、
称号にすぎない」と、回りの気遣いなど「そんなの関係ない!!」と、
いった感じです。

「私自身の属している人間世界の全体が、より幸せな社会である
ならば、私自身も幸せになれる。人間社会が苦しみに満ちたもので
あるならば、私個人もまた苦しみを得ることになる」

「だから、私たち一人ひとりが、人間社会の善し悪しの責任を
担っている」

「そこで、私たちは慈悲心という心、私たち人間の持っている
善き資質、つまり人間価値を高めていくことが非常に大切なのだ」

幸せを望むなら、幸せの因・原因を作ること、自心に慈悲心を
起すこと・・・。

政治的なキナ臭い話などはされずに、「法王」という威圧を
感じさせない素朴なお姿とも重なって、集まった人々に深い
感動を与えています。

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