医食同源



精進料理である普茶料理を頂いてきました。

精進料理といっても二つの流れがあって、
料理を作ること、食べる礼法そのものが修行であり、
現在の茶懐石の原型となっているもの。

もう一つは、「普茶(ふちゃ)」といって、食を楽しむ
ことを中心に考えたもの。

「普茶」は、あまねく茶を振る舞うという意味で、
大勢の人たちが集まって食を楽しむことに主眼をおいて
いる料理のことです。

ですから料理に工夫がされていて、俗に言う「もどき料理」
というものがあります。

わらび粉を練り、薄く伸ばして形作り、油でいため揚げ
豚肉を表現したもの。くわいをすりおろし、味をつけて
丸め、油で揚げたものは、鳥の唐揚げそのものです。

もちろん海のものも、イカはこんにゃく、ナスの表側に
焼き色をつけて、焼きカツオに似せたもの。
麩を焼いてアワビの形に切ったものも食感はアワビ
そのものです。

ご店主の細やかな心遣いも料理をさらに美味しくさせて
くれます。

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医食同源 への4件のフィードバック

  1. このみ のコメント:

    食べて見たい
    美味しそう。私は肉は食べないので精進料理には興味がおります。

  2. 和尚 のコメント:

    このみさま
    すべてに手が入っていて、日本料理の
    奥の深さに驚かされます。

  3. bunchan のコメント:

    普茶料理
    普茶料理,
    わがふるさとの近くに、
    このお店があるのを知りませんでしたが、
    私も精進料理で、身を浄めなければと
    思いますが・・・・

  4. 和尚 のコメント:

    bunchanさま
    あらあら・・・。
    日本人は、肉食には向いていない体の
    構造になっているとか・・・。
    ヘルシーでいいかも

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