和尚が乗っていた電車は始発駅の急行電車でした。
入り口近くで立っていると、上質のスーツを着ている
50代くらいの方が乗車してきました。
初めての場所なのか、しかもあわてて乗車してきた感じです。
自分が持っていた切符を何気なく見ていると、隣にいた
若いお嬢さんが、
「あの~この電車は、急行でその区間は止まらないかも・・・」
発車のベルが鳴り響きました。
急行で最初に止まる駅は、最低でも200円。その方は
140円区間の切符しかもっていなかったのです。
たぶん1~2駅目が目的の駅だったのでしょう・・・あわてた
男性は「すいません~~」と、言い残して急いで下車。
ホームの電車案内を確かめてホットした様子です。
そのまま乗っていれば、目的の駅を通過して、また戻れば、
40分近いロスができたかもしれません。
ドアの閉まった電車のお嬢さんに礼儀正しい挨拶・・・。
お嬢さんもホットした様子で笑顔で手をふって・・・。
何だかほほえましい光景で、それを見ていた和尚も朗らかな
気分になってしまいました。
切符をみて、「この人は、この電車に乗る人ではない」と
咄嗟に正確な判断をして、しかも、それを伝える勇気。
しかも、回りの人までに、その徳を分け与えてしまう。
何だか仏さまのようなお姿ですね
私まで
私まで、朗らかな気持ちになりました。
その光景を思い描いて、ニコニコ
とても素敵な方ですね。
私の友達で、ダイビングが趣味な子が、自分のブログでダイビングに行った後で
「もぐらせて頂いた、海に感謝の気持ちをこめて、ダイビングの後で心をこめて、砂浜のゴミ拾いをしました」
と書いていました
その文章を読んだ時も、子供の頃からの友達だけど、やっぱり尊敬できる子だなぁ~
と思いました。
素敵な人たちの、心温まるお話、私も見習いたいです。
ゆあんさま
ステキなお友達ですね。
ダイビングの後て、結構疲れているし、器財が
多いので後始末をしたり、帰りのことが気になったり
で、気持ちがないとゴミ拾いはできません