お坊さんも大学で仏教を学ぶ



インドの東部にあるナーランダ大学は、紀元前5世紀に
建てられた世界最古の大学だ。
香取慎吾さんが演じている西遊記で有名な三蔵法師も
ここで勉強をされたという。

当時は、9階建ての校舎や図書館には500万冊に及ぶ
蔵書があり、1万人の学生が、そこに居住をして仏教を
勉強をしたところだ。

12世紀には、イスラム教のインド征服により、この仏教
大学は完全に破壊され、インドでの仏教の衰退が始まった。

しかし最近になって、このナーランダー仏教大学を修復再興
して世界遺産に登録させようという計画があるという。

安倍晋三首相が今月下旬にインドを訪問するときも、こんな
話題が議題にのぼるらしい。

日本でも、弘法大師が平安時代に開いた庶民のための学校
「綜芸種智院」(しゅげいしゅちいん)」を開校している。

その精神を起源とする種智院大(京都)では、来年度から
仏教学部を人文学部に改めるという。

和尚が卒業した大正大学(東京)も仏教学部から人間学部へ
と「仏教」の看板はずした。

1400年前、聖徳太子が起源である四天王寺国際仏教大
(大阪)も、校名を四天王寺大に改めるという。

私学として生き残りをかけた施策?大学という経営や
就職などのイメージ作りに「仏教」が、どうやらマイナスの
様子らしい。

だからといってインドに仏教大学が再興されても暑くて
勉強できないかも・・・?

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