韓国の花まつりを訪ねて(その4)


4月8日のお釈迦様の誕生日は、韓国では旧暦のため今年は
5月24日になります。その1週間前からは、仏教関連の行事や
民俗行事が行われる韓国の代表的な「燃灯祝祭」というお祭。

その燃灯祝祭の、メインとなるものが夜7時から東大門運動場を
出発し、曹渓寺までの通りを行進する提灯行列は、まさに
お祭りのハイライトです。

仏教信者と一般人、韓国人と外国人が一緒になって楽しみ、
仏教文化を広めるに大きな役割を果たしています。

全国の各お寺の僧侶や信者さんがソウルに集まり、自分たちが作った提灯(ランタン)をもって、2キロくらいをパレードします。
仏教大学の皆さんや障害者の方々などの、いろいろな方たちの参加でいわゆる各対抗パレードみたいな感じです。

お揃いの民族衣装を着ている団体や、手のひらサイズのかわいい蓮の花模様のランタンから、車に付けられた仏陀、ゾウ、竜の模様をした大型のランタンまで、ありとあらゆるランタンが登場し、それぞれの信者さんの力を見せつけるかのようです。

先の歴史の中で、内外勢の絶えない侵略から平和を祈願し民衆の力を、仏の教えに向けさせた「燃灯会」・・・そんな名残も感じられます。

今回は特設会場に予約を入れたので、イスに腰掛けながらの観覧。カメラをかまえる人たちもパレード真っ最中の道路中心まで出てきて撮影!
日本では考えられない規制で、かなり自由に楽しめます。

最後は曹渓寺さんのご厚意で一緒に道路に出てパレードに参加。提灯を片手に沿道の方々に手を振りながらの参加は、楽し
い気分になります。

その後、曹渓寺前の通りでは、ピンクの紙吹雪が空にまかれ、
参加者全員と観光客が、一緒になって歌い踊って祭りの
フィナーレを飾ります。
写真が撮れる状態ではなかったけど、楽しい一時でした。

中にはこんな物までありました??     (続く)

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韓国の花まつりを訪ねて(その4) への6件のフィードバック

  1. さち のコメント:

    スゴイ
    青森のねぶた祭りみたい?

    韓国には2回ほどいったことがありますが、

    こんなパレードがあることは知りませんでした。

    最後はマジンガーZかしら?

  2. 和尚 のコメント:

    さちさま
    「ねぶた」まではいきませんが、思いの外

    迫力があり楽しめました。外国人の方は

    ノリノリでした。(日本人も外国人ですが・・・)

    これから、もっとビックにしていくそうで、

    その内に観光名所になるかも

  3. ゆあん のコメント:

    綺麗ですね
    まだ日本から出た事はありませんが、いつか私もこのお祭りを自分の目で見てみたいな~と思いました。

  4. 和尚 のコメント:

    ゆあんさま
    直行便もでているみたいですよ。

    今回はソウルの世界遺産も観光しましたが、

    異国の文化に触れることも、いろいろと

    勉強になりますね

  5. 武雄 のコメント:

    あれれ、、
    和尚さんこれは甘い水を頂く祭り
    お釈迦さんの誕生日の祭りですか?

    子供の頃に4月頃だった覚えがあります。

  6. 和尚 のコメント:

    武雄さま
    そうです。灌仏会といってお釈迦さまが
    誕生した時に天から甘露の法水が降って
    あらゆる者が喜びを現した故事によって
    今でも甘茶をかけます。
    韓国の灌仏会は盛大で機会があれば
    お出かけ下さい。
    前後のページで見られます。ご覧下さい。

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