日本を代表する花は、桜、梅、牡丹等々ありますが、
これらは中国など外国から伝わったもので、純日本の
花といえば椿。
木偏に春と書いて「ツバキ」と読ませるところが、またまた
憎い演出です。
葉か厚く艶ぽいところからツヤハギ(艶葉木)、豊かな
生命力を持つ常緑樹を意味するスハギ(寿葉木)とかが、
その語源になっているとか・・・・。
椿は、とても品種が多く、日本だけでもその数は2000種
以上ともいわれています。
ドイツの方と結婚された方が、お二人でお参りにきて
「オ~!!ツバキ~ネェ~」と、いまでは外国でも
「ツバキ」で通用するくらい有名な花らしいです。
昔は、「花食い?」といって食用にしていたそうです。
菊とかはスーパーでも売っていますが、そういえば京都の
懐石料理で、椿そのままを椿油で素揚げにしたお料理が、
でてきたことがありました。
美味しくはなかったけれど、ほのかな「あまやかな」香りが
ありました。
飽食の時代と違って、貴重な活力源だったのでしょうね。
花を見て心を和ませ、花を生ける芸術を生み、さらには花を
食材の一つとして利用してきた花文化の歴史は見事なものが
ありますね。
Unknown
こんにちわ。
またしてもお邪魔しにきました、ゆがです。
和尚さんのところの椿はおしべめしべが白い八重なんですねー。うちのは赤に白に斑入りの咲き分けです。
その昔椿は聖なる木として僧の方が良く植えられて大切にされていたらしい・・
家の庭にある椿は400年前に植えられたものだそうです。家はお寺ではないのですが先祖にお坊さんがいます。京都へ修行にいって、帰ってきてこの椿を植えたんだそうです。
ものすごい大木になり、母がブランコで遊んでいたといいます。
その後切り倒され、別の庭の場所へ植え替えされました。
倒された木はおじいちゃんの机になりました・・
家の近くの山の静かな場所に安寺という小さな庵を結ばれたのですが、手入れが行き届かずもったいない事をしたものです。
そのご先祖の方の名前も宗派も火事で焼けたため
わかりません。
私が宗派を問わないで懐広く受けいれてくださる真言宗にて先祖を今も弔うのはこのためです。
毎年春がくるたび郷の咲き分け椿を思い出すのです。
月光かな
近くの家に同じ椿がある。お爺さんに聞いたら日光と月光があるんだって!
ゆがさま
へぇ~歴史がつまっているんですね。
椿は昔から呪性のある花とされていて、
生きている人数分だけ花をつける人影花とも
言われていて、縁起が悪いと屋敷内に
植えることを避けたこともあるようです。
その一方で、神意の現れる花として神聖化し、
神仏への供花でもありました。
もう目に見えぬものになってしまいましたが、
大地の奥深いところで「命」のすべてと
つながっていると思いますよ
ゴリ蔵
そうです。この椿は対になっていて
「月光」「日光」で、もう一つの椿は、
白いところが赤くなっています。