幻の巨大壁画



長いこと行方がわからなくなっていた岡本太郎作の
巨大壁画『明日の神話』が、日テレプラザで公開されて
います。

大阪万博の「太陽の塔」と同じ頃に作成され「塔と対をなす」と
いわれるこの作品は、例によって激しい色とタッチで原爆の
残酷さと愚かさを描き出したものだそうです。

でも、自虐的なものではなく、原爆の炸裂した瞬間に人間の
尊厳とエネルギーも強く燃え上がり、「明日の神話」が
生まれる姿を現しているとか・・・。

そう言われると「芸術は爆発だ!!」という彼の独特の
エナジーを感じるから不思議です。

東京・青山にある岡本太郎記念館は、養女であった
岡本敏子さんが館長をつとめていましたが、79歳で他界。
その時に寄せられたメッセージが展示されており、そこには
岡本敏子さんが、とても活動的な方で、どれほど岡本太郎を
愛していたか、どれほど周りの人々に慕われていたかが、
よく分かります。

そんな敏子さんでしたが、亡くなる時はマンションのお風呂場で
倒れ、丸一日以上発見されなかったといいます。
最近は、いろいろな事情で一人暮らしの老人も多いようです。

そこで開発されたのが「みまもりホットライン」のiポットです。
これは、電気の湯沸かしポットがインターネットと接続されていて、
お湯を使用するたびに、メールで指定されたところへ配信される
という仕組みだそうです。

良いか悪かは分かりませんが、心配な方はお試しを。

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幻の巨大壁画 への2件のフィードバック

  1. たくみ のコメント:

    ぬくもりを感じながら
    iポットは遠隔監視装置みたいで私は関心しません。
    私の母も福島で一人暮らしをしていますが、毎日電話をしたり、ご近所のすばらしい方たちの人間関係で生活をおこなっています。
    お盆には帰省をして親孝行をしてきたいと思っています。

  2. 和尚 のコメント:

    たくみさま
    何でもそうですが機械に頼り過ぎはいけない。
    pcも便利になりましたが、逆に仕事が増えました。
    世の中も。すべてpc管理なので、それ以上のことが
    できなくなってしまっています。
    やはり人の手を介さないとダメなこと沢山ありますね。

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