写仏はどうですか?



脳トレや、大人向けの計算ドリル本が
ヒットした延長なのでしょうか、塗り絵タイプの
写仏本が平積みにされています。
しかも、数社から出版されていて、結構売れて
いるとか・・・。

大人のための塗り絵がブームになっていましたが、
ついに仏さまの塗り絵まで登場してしまいました。
弥勒菩薩、阿弥陀如来、文殊菩薩など、さまざまな
仏さまに彩色を施すことができる本です。

写仏は字のごとく写経と同じように「仏さまを写す」
ことです。仏さまの下絵を上紙に写していくので、
絵が苦手の方でも大丈夫です。

本来は線描だけですが、そこに彩色をほどかすと
違った立派な仏さが誕生し、達成感もあります。

単に色をつけるということは、簡単そうに見えますが、
心の乱れが如実にでてしまいます。筆の力加減や、
我の強い人が塗ると色も濃く、ベタベタの仏さまが
完成します。「これも、これも、これでもか~」という
厚塗りの感じでしょうか?

写経と違って図画像なので、仏と対話しながら自身の
心を見つめていくことができるのが「写仏」の良さ
なのかももしれません。

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写仏はどうですか? への2件のフィードバック

  1. toreno のコメント:

    写仏は…
    見た事があります。
    やはり”大人の塗り絵”ででした。
    でも、私は「仏様をどの様な色で表せば
    良いのか」と考えましたし、塗ってその後は
    粗末に出来ない…と考え、購入はせずに眺めて
    終わってしまいました。

    でも、仏様と対話しながら塗ってみるのもいい
    ですね。今度、やはり挑戦してみようかしら?

  2. 和尚 のコメント:

    torenoさま
    そうなんですよ!色も何でも良いという訳では
    なくて曼荼羅なんてちゃんとした理由もあります。
    「仏作って魂入れず」なんて言いますが、魂入れを
    してお参りするのが本来なのですが・・・。

    でも、反面いろいろな方法で仏さまと接する機会が
    あるということも大切なこと。

    ご紹介するのは「本」になっているので、あまり
    粗末な感じもしないし、自分の心の1ページとして
    体験してみるのも、いろいろな気づきがあって
    良いかもしれませんよ。

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