慰霊法要その1



太平洋戦没者慰霊法要のためにサイパンへ
向かいました。

3時間半でサイパン国際空港へ到着。
かっては日本人が作った空港がアメリカ軍に占拠されて、
ここからB29の大編隊が東京大空襲に出撃したという、
いささか複雑な感じです。

車でアメリカ軍が上陸したという海岸を通って
サイパンの中心地ガラパンに宿泊ホテルがありました。
戦争前は島民と日本人が仲良く暮らし、30年かかって
作りあげた町でしたが、戦時には3週間で崩壊して
しまったそうです。

現在は日本人の観光客90%の町です。
若いカップルや家族づれでにぎわい、のんびりとした
穏やかな夕日の美しいリゾートムードがいっぱいです。

しかし戦時には、コバルトブルーの海も真っ赤に染まり、
白い砂浜には、たくさんの遺体が埋められたと古老の
島民が、そっと教えてくれました。

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください