太平洋戦没戦災者慰霊法要


昨年は戦後60年にあたり「戦争により亡くなられた人々を
慰霊し、平和を祈るため」として、両陛下がサイパンを訪問
されて慰霊の誠を捧げられました。

サイパンといえば人気の観光地です。しかしこの地は、
太平洋戦争の激戦地で、日本の軍人や民間人などが
5万人以上が死亡したと伝えられています。

米軍の降伏投降の薦めにも関わらず、次々と自決。
子どもを背負い現在のバンザイクリフの断崖から海に
身を投じたと言います。

多くの日本人や島民、諸外国の方々が、この広い太平洋
という海の中で、あるいは激戦の各地で命を落とされたことを
あらためて思うとき、涙を禁じ得ません。

そこでサイパンへ志を共にする僧侶と、供養と平和を祈る
法要の旅に出ることになりました。

そのことをお檀家さんに、ご案内を差し上げたところ、
驚く程の大勢の方々にご供養のお申し込みを頂きました。

お檀家さんのご両親やご兄弟の方々も戦争で命をおとされ、
その思いをお手紙で頂くと、涙なくしては読むことができません。

あるいは戦争を知らない戦後生まれの若いお檀家さんからも、
平和の祈りも込めてご供養のお申し込みを頂きました。

とてもありがたいことで、一生懸命ご供養したいと思って
います。

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