今日はとびきり寒い。
お寺の冬は結構寒い。木造の建物と庭の土や木々の
せいで多分1~2度低いかもしれない。
植木も凍って雪が降ったように境内は真っ白だった。
東京はコンクリートとアスファルトなので、こういう
光景に出会うことは少ない。
「お庭があって良いところに住んでおられるのね」と、
イヤミのように聞こえる言葉も、維持管理しているものに
とってみれば、毎日が必死で情緒を楽しんでいる暇はない。
そんなイヤミのような言葉が嫌で、また個人とお寺の区別を
ハッキリさせるために、夜はお寺を閉めてマンションに
住んでいる住職もいるし、毎週○曜日は定休日というお寺さん
もあるくらいだ。
そこに住み、いつでもおつとめをしているから住職と
呼ばれているのだし、いつでもこられるよう門は開けておく
のが本義だろう。
「法務時間は9時から5時まで」「大型連休中につき葬儀は
○月○日以降でお願いします」そんな看板が立って、だんだんと
お寺の会社化が進んでいくのかもしれない。