先代住職の命日



今日は先代住職の命日です。
亡くなってから、ちょうど3年目にあたります。
朝方に家族でご供養をし、いろいろな方々がお参りにきて
くださり、大変ありがたいことです。

先代住職は住職在職50年を期してスパッとすべての
役職退いてしまいました。

ちょうど70歳の時で「残された人生のローソクの灯りが、
どのくらい灯っているかわからないけど、自分の心の思うままに
生きたい」と、考えてのことでした。

自分の存在理由がなくなってしまう不安からか、地位や名誉に
連綿とする風潮の中で、勇気のいることだったでしょうし、
後を引き継ぐ和尚たちに、院政をひいたり文句を言うことも
決してありませんでした。

3年たってもいろいろな思い出が浮かびます。

いま生きていれば89歳・・・そして、たとえ病院のベットで
入院していても、あるいは身動きできずに何もわからない状態で
あっても、この世に「生」があるということが、どんなに
すばらしいことなのかを、痛感しています。

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先代住職の命日 への2件のフィードバック

  1. 小鉄 のコメント:

    尊い教えに
    親父も旅立って随分になるんやけど子供時分は恥ずかしいて嫌やった。授業中に顔出したり、他のクラスの担任と飲みにいったり、はちゃめちゃやったで。でもな最近友だちから恥ずかしいからやめてと言われることがあるねん。DNAや!  和尚さまは立派や思う。

  2. 和尚 のコメント:

    小鉄さま
    あります~あります。こういうことって!
    やっぱりDNAにはかないませんね

    年をとるということも、若いときには感じられないこともわかるので、まんざら悪くないのでは・・・と思っています。

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