近くのお寺さんで、立派な建物が建立されて、落慶の
ための法要次第を急に頼まれてしまいました。
いわゆる、当日のお坊さん用の特別なお経本のことです。
昔のお坊さんは、こんな時には、すべて手書きで作成しました。
しかし現代のお坊さんは、コピー、プリンター、スキャナー、
パソコンで作成してしまいます。
「書く」という行為は、人間の記憶、特に自然と「体に覚えさせる」
という方法では、かなりの効果があるのですが、機械を使用してしまうと
「覚えない」「意外と間違いが多い」「仏さまへの後ろめたい気持ちが・・」
と、あまりいいことがないように思います。
しかし明日という指定と、便利さ、仕上がりの綺麗さに負けて、
早朝からスキャナーの音が響いています。