こんな垂れ幕がある和菓子屋さんがあります。
「鮎の天ぷら」?「最中」?と、いつも不思議に思って
想像もつかずに見ていました。
この和菓子屋さんのお近くの方から、偶然にもご法事の
お供物として頂きました。
13回忌の法事でしたが、いつも帽子をかぶられて
お参りにこられたお姿が、昨日のことように目に
浮かんできます。
いつも思うことですが、亡くなったことによって
その方が遠くの方へ行ってしまったような気がしますすが、
実はその反対で、亡くなったことによって、その方との心の
距離が、どんどん近くなってくることもあるのです。
生前に気にも止めなかった、その方のしぐさ・・・。
生前にその方が、何気なくおっしゃっていた言葉が急に
思い出されて、心に重く響いてくるということも・・・。
その、ひとつひとつをどのようにとらえていくかは、生きていく
上で、とても大切なような気がします。
あっ!鮎の天ぷら最中・・・。
梅花亭という和菓子屋さんの登録商標で、鮎の形の最中皮を
国産の菜種油と米油で軽く揚げたものでした。
最中を揚げることで、まさに香ばしい香が漂ってきます。
餡は、しっかりと寝かしてあるためか濃厚な感触で、美味しい
最中でした。