お坊さんのエキストラ


毎週木曜日にTBSで放映されている「女系家族」
老舗の大手呉服問屋社長が急逝し、巨額の遺産相続を
巡って、その愛人と三姉妹の間で壮絶な争いが続く
山崎豊子さん原作のドラマだ。

米倉涼子、高島礼子、瀬戸朝香、香椎由宇と豪華な女優さんが
出演しているが、このドラマの始まりは社長さんの葬儀の場面から
始まる。

和尚の友人がその時のお坊さん役としてエキストラに出演。
わずか数分の放映に2日間もかけて撮ったようだ。
しかも宗派が特定できるような演出は禁じ手みたいで、真言宗
らしからぬ格好で登場した

彼の話で面白かったのは、ドラマなのにどの葬儀よりも葬儀
らしかったという印象だ。(ちなみに高島礼子さんはスゴク綺麗だ
と言っていましたぁ~

監督の指示ですべてが決まり、「ヨ~イ~スタート!」で張りつめた
悲痛な葬儀の場面が作り出される。
もちろん私語するものもいないし、キョロキョロしている者もいない、
居眠りしている者もいない、涙する者、社長の死をこらえ辛そうに
している者、心を込めて故人を送り出す光景が、そこにはあり、
普段の葬儀よりも「本物の葬儀だった」というのだ。

わずか数分のために、有名な葬儀式場を借りて、本物の葬儀屋さんに
立派な祭壇セットを依頼。たくさんの会葬者エキストラと・・・費用の
方も本物くらいだったのかなぁと思うと、ドラマ作りも大変ですね

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください