「この話は、ないしょで」・・・他人に話さず、
秘密にしてくださいという意味なので、心の中で
しまっておいたのに、みんな知っている。
それも、たくさんバージョンアップしていて、
本当にそうなのかも疑わしい話しになって・・・。
この「ないしょ」は、仏教語の「内証(ないしょう)」が
変化した言葉だ。内証とは、自分自身の心の内に、
仏教の真理を悟(さと)ることをいう。
それは、自分自身の感覚なので他人には、うまく
説明できないので、そのまま自分の心にしまっておく・・・。
それが、表向きにしないで内々にしておくことになり、
内密とか身内とか、うちわの話を意味する「ないしょ」と
なったのだ。