燃えるような暑さだ!!
「お寺さんは広いから涼しいでしょ?」と皆さんから夏のご挨拶。
40度近くあれば、寺だって暑いのだ!!
その昔の先人たちは、路地や木々に打ち水をし、すだれをかけて
風を入れ、風鈴をぶら下げて、その音に「涼」を求めた。
浴衣を着てうちわで扇ぎながら家族そろっての夕涼み・・・。
だからといって涼しくなるわけではないのだが、人工的な「冷」
よりも心の「涼」を作っていくことを知っていたのだ。
そんな優しさと豊かさに、いま気づくことが大切だ。
なぜならば何かに「気づく」ということが、仏の心に近づいて
いるからだ。