羊羹、まんじゅう、砂糖などの甘味は仏教とともに伝えられて
日本の食文化を築きあげてきました。
唐菓子のひとつに「おせんべい」がありますが、これは
真言宗を開かれた弘法大師が、唐の国から伝えたと言います。
真言宗の教えを授かるために中国へ渡っていた弘法大師は、
ある時、亀の甲羅の形をした「おせんべい」に大感激!
その作り方を教わって京都の職人に技法を伝え、できあがった
ものを「亀の子せんべい」という名前で、当時の嵯峨天皇に
差し上げたといいます。
弘法大師は「おせんべい」の元祖といえるでしょう。