「航海の安全と大漁を祈願する」という由来から名づけられた
港まち・気仙沼のシンボルである安波山からの眺めは
とても穏やかでした。
しかし震災の爪痕がハッキリと確認できる場所でもありました。
市内には、建物の基礎だけがたくさん残り、テレビで見た船も
早く撤去してほしいという意見と震災の歴史として残すべきと
意見が割れているとか・・・。手を合わせお経を唱えました。
有名になった陸前高田の一本松。ここでの被害は相当な
ものでした。学校の校舎3階も津波の傷跡が・・・。手を合わせ祈りました。
金剛院では金剛院のマイ募金を行っています。
自宅で買い物小銭とかを1年間集めて被災地へ届けよう
というものです。今年も沢山の方が、それぞれに作成したビンをお届けくださいました。
そんあわけで気仙沼の市役所を訪れて副市長さんへ金剛院のマイ募金で
ご協力を頂いた募金を手渡してきました。ここにいるのは、俳優の滝田栄さんです。実は滝田さんは仏像も
作られていて、この気仙沼に地蔵菩薩を建立する発願をされました。
金剛院の「おせがき」にもお出かけ頂いて、その想いを話して
頂きましたね。その時の「だっこ地蔵」も気仙沼で大人気だそうです。
その時のはなしでもありましたが、同じ地蔵堂建立の話を聞いた
地元の熊谷さんは、自らの土地を「地蔵堂」建立の場所に提供され
たのです。
この善行のおかげで、かわいらしい地蔵堂が完成しました。とてもシンプルなお堂ですが、「聖」なる善願を感じます。
お堂の中には、等身大の地蔵菩薩が鎮座します。仏像は、節のない綺麗な木を使いましが、節の多い結構荒々しい
仏さんです。逆にそれが、気仙沼の力強いイメージと重なり、復興を願われた
形として、なんともシンボリックな感じです!!
金剛院の檀家さんも、地蔵堂建立のご協力を頂いた方もいるので、合わせて
このブログで御礼させて頂きます。
ありがとうございました。
復興といえば、こんな看板を見つけました。ご主人を亡くされた奥様が、自らお書きになられた茫然自失からの書・・・。
「ねぇぞ」!!が良いですね~~!!
「復幸」の当て字も、皆さんが頑張っている証で、こちらの
復幸マルシェの「うめねす」さんの「黒潮」をイメージした
「黒塩」ラーメンは、本当に美味しかった!!チャーシューも肉厚でトロ~リとした感食で気仙沼の新名物になりますか??
気仙沼といえば、サンマ、フカヒレかと思っていましたが、
こちらが日本一とか・・・!!気仙沼は、この3年目に入って、目に見える形として復興が進んで
いくと思います。
滝田栄さん発願の地蔵菩薩が、大地を鎮めこの地を守り、やがて
地蔵堂には門前町ができることを祈りたいと思います。