原始仏教典に記されたお釈迦さまの言葉・・・。
いろいろな訳があるけれど増谷文雄先生の訳が
わかりやすいので・・・。
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過ぎ去れることを追うことなかれ。
いまだ来たらざることを念(おも)うことなかれ。
過去、そはすでに捨てられたり。
未来、そはいまだ到らざるなり。
されば、ただ現在するところのものを、
そのところにおいてよく観察すべし。
揺らぐことなく、動ずることなく、
そを見きわめ、そを実践すべし。
ただ今日まさに作すべきことを熱心になせ。
たれか明日死のあることを知らんや。
まことに、かの死の大軍と、
遭わずというは、あることなし。
よくかくのごとく見きわめたるものは、
心をこめ、昼夜おこたることなく実践せよ。
かくのごときを、一夜賢者といい、
また、心しずまれる者とはいうなり。
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簡単に言ってしまえば、
過ぎ去った「過去」にとらわれることなく
まだ来ない「未来」を心配することなく
「いま」を熱心に生きなさい
そんな意味でしょうか?
お釈迦さまは、この偈だけを説き終えると、静かにその場を
振り向かず立ち去ったと言います。
なんかカッコイイですね!!